While these tips apply broadly to all Claude models, you can find prompting tips specific to extended thinking models here.

事前入力は拡張思考モード以外でのみ利用可能です。現在、拡張思考では対応していません。

Claudeを使用する際、Assistantメッセージを事前入力することで応答を誘導するユニークな機能があります。この強力なテクニックを使用すると、Claudeの行動を指示したり、前置きをスキップしたり、JSONやXMLなどの特定のフォーマットを強制したり、さらにはロールプレイシナリオでClaudeのキャラクター一貫性を維持するのに役立ちます。

Claudeが期待通りに動作していないケースでは、数文の事前入力がClaudeのパフォーマンスを大幅に向上させることがあります。少しの事前入力が大きな効果をもたらします!

Claudeの応答を事前入力する方法

事前入力するには、Assistantメッセージに希望する初期テキストを含めます(Claudeの応答はAssistantメッセージの終わりから続きます):

import anthropic

client = anthropic.Anthropic()
response = client.messages.create(
    model="claude-opus-4-20250514",
    max_tokens=1024,
    messages=[
        {"role": "user", "content": "What is your favorite color?"},
        {"role": "assistant", "content": "As an AI assistant, I don't have a favorite color, But if I had to pick, it would be green because"}  # ここで事前入力
    ]
)

事前入力の内容は末尾に空白を含めることができません。"As an AI assistant, I " (末尾にスペースがある)のような事前入力はエラーになります。

例1:出力フォーマットの制御と前置きのスキップ

パワーユーザーのヒント{を事前入力すると、Claudeは前置きをスキップしてJSONオブジェクトを直接出力するよう強制されます。これにより、より簡潔でプログラムが追加処理なしで解析しやすい出力が得られます。

例2:ロールプレイシナリオでのキャラクター維持

ロールプレイのヒント:角括弧で囲んだ[ROLE_NAME]を事前入力すると、より長く複雑な会話でもClaudeがキャラクターを維持するのに役立ちます。これはsystemパラメータでのロールプロンプトと組み合わせると特に効果的です。